耐震等級3に許容応力度計算は必要?仕様規定との違いをわかりやすく解説

JKMLコラム
  1. 耐震等級3でも許容応力度計算まで確認すると安心感が高まる
  2. 耐震等級3とは住宅性能表示制度における最高等級
  3. 許容応力度計算とは建物にかかる力を詳細に確認する構造計算
  4. 仕様規定・壁量計算と許容応力度計算の違い
    1. 仕様規定は最低限のルールに沿って確認する方法
    2. 壁量計算は必要な壁の量を確認する方法
    3. 許容応力度計算は柱・梁・基礎まで詳細に確認する方法
  5. 同じ耐震等級3でも確認方法で何が変わる?
    1. 構造の根拠を説明しやすくなる
    2. 間取り変更時の影響を確認しやすくなる
    3. 大開口や吹き抜けのある家でも検討しやすくなる
  6. 実際の間取り変更で見る耐震性への影響
    1. 壁を減らして広いLDKにした場合
    2. 大きな窓を設けた場合
    3. 吹き抜けをつくった場合
  7. 許容応力度計算が特に必要になりやすい家
    1. 広いLDKをつくりたい家
    2. 大開口や大きな窓を取り入れたい家
    3. 吹き抜けや勾配天井を採用したい家
    4. ビルトインガレージを検討している家
  8. 耐震等級3を取得するときに確認したいポイント
    1. 耐震等級3の取得方法を確認する
    2. 許容応力度計算を行っているか確認する
    3. 間取り変更時に再計算してくれるか確認する
    4. 基礎や地盤まで含めて説明してくれるか確認する
  9. SDHが耐震等級3を推奨する理由
    1. 家族が安心して長く暮らすため
    2. 自由な間取りと耐震性を両立するため
    3. 構造の根拠まで大切にした家づくりを行うため
  10. 耐震等級3と許容応力度計算で後悔しないための考え方
    1. 等級の数字だけで判断しない
    2. 設計段階で構造の説明を受ける
    3. 暮らしやすさと安全性を両立する
  11. まとめ

耐震等級3でも許容応力度計算まで確認すると安心感が高まる

耐震等級3は、住宅の耐震性能を考えるうえで大きな安心材料になります。ただし、同じ「耐震等級3」と表記されていても、どのような方法で構造を確認しているかまで見ることが大切です。

特に注文住宅では、広いLDK、大きな窓、吹き抜け、ビルトインガレージなど、間取りの自由度が高くなるほど構造の確認が重要になります。壁を減らしたり、大きな開口を設けたりすると、建物にかかる力の流れが変わるためです。

許容応力度計算による耐震等級3とは、建物にかかる力を詳細に計算したうえで最高等級の耐震性を確認する考え方です。仕様規定や壁量計算よりも細かく確認しやすいため、なぜその間取りで耐震性を確保できるのかを説明しやすくなります。

耐震等級3は安心の目安ですが、より根拠のある家づくりを求めるなら、許容応力度計算まで確認しておくと安心です。

耐震等級3とは住宅性能表示制度における最高等級

耐震等級3とは、住宅性能表示制度における耐震性能の最高等級です。地震に対して、建物が倒壊・崩壊しにくいかを等級で示す仕組みの中で、最も高い評価にあたります。

耐震等級は、等級1・等級2・等級3に分かれています。等級1は建築基準法で求められる耐震性能の水準で、等級2、等級3と上がるほど、より高い耐震性を目指す考え方です。

耐震等級 暮らしのイメージ
耐震等級1 建築基準法レベルの耐震性
耐震等級2 等級1より高い耐震性
耐震等級3 住宅性能表示制度における最高等級

ただし、耐震等級3だからといって、どの家も同じ考え方で確認されているとは限りません。住宅会社によって、構造の確認方法や説明の深さが異なる場合があります。

そのため、耐震等級3を検討するときは、等級の数字だけでなく、どのような計算や確認を行っているかまで確認することが大切です。

許容応力度計算とは建物にかかる力を詳細に確認する構造計算

許容応力度計算とは、地震や風などによって建物にかかる力を詳細に計算し、柱・梁・壁・床・基礎などが安全に耐えられるかを確認する構造計算です。

許容応力度計算による耐震等級3とは、建物にかかる力を詳細に計算したうえで最高等級の耐震性を確認する考え方です。単に壁の量を見るだけでなく、建物全体にどのように力が伝わるかを確認しやすい点が特徴です。

注文住宅では、間取りや窓の位置、吹き抜けの有無によって構造のバランスが変わります。たとえば、広いLDKをつくるために壁を減らした場合、どこで建物を支えるのかを慎重に考える必要があります。

許容応力度計算を行うことで、デザインや間取りの希望を取り入れながら、構造面の安全性を確認しやすくなります。自由な設計と耐震性を両立したい場合に、重要な考え方です。

仕様規定・壁量計算と許容応力度計算の違い

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 仕様規定は最低限のルールに沿って確認する方法
  • 壁量計算は必要な壁の量を確認する方法
  • 許容応力度計算は柱・梁・基礎まで詳細に確認する方法

耐震性を確認する方法には、仕様規定、壁量計算、許容応力度計算などがあります。それぞれ確認する範囲や詳しさが異なるため、違いを理解しておくと住宅会社を比較しやすくなります。

仕様規定は最低限のルールに沿って確認する方法

仕様規定は、建築基準法で定められた基本的なルールに沿って、建物の耐震性を確認する方法です。壁の配置、接合部、基礎などについて、一定の基準を満たしているかを確認します。

仕様規定は、住宅を安全に建てるための大切な基準です。最低限守るべきルールとして、建物の耐震性を確認するうえで欠かせない考え方になります。

ただし、仕様規定だけでは、建物にかかる力の流れを細かく確認しきれない場合があります。特に、広いLDKや大きな窓、吹き抜けなどを取り入れる注文住宅では、より詳しい構造確認が必要になることがあります。

仕様規定は基本として大切ですが、間取りの自由度が高い家では、許容応力度計算まで行うことで、より納得感のある耐震設計につながります。

壁量計算は必要な壁の量を確認する方法

壁量計算は、建物に必要な耐力壁の量を確認する方法です。地震や風に耐えるために、どれくらいの壁が必要かを計算し、基準を満たしているかを見ます。

壁量計算は、木造住宅の耐震性を考えるうえで基本的な確認方法です。必要な壁の量を把握することで、建物が地震の力に抵抗できるかを判断しやすくなります。

ただし、耐震性は壁の量だけで決まるものではありません。壁がどこに配置されているか、上下階でどのようにつながっているか、建物全体のバランスが取れているかも重要です。

たとえば、片側に壁が集中している家や、大きな窓によって壁が少ない面がある家では、壁量だけでなく配置バランスまで確認する必要があります。そのため、より詳細な検討には許容応力度計算が役立ちます。

許容応力度計算は柱・梁・基礎まで詳細に確認する方法

許容応力度計算は、柱・梁・壁・床・基礎など、建物を支える各部分にかかる力を詳細に確認する方法です。壁の量だけでなく、建物全体の構造バランスを見やすい点が特徴です。

地震が起きたとき、建物にはさまざまな方向から力がかかります。その力が柱や梁、壁、床、基礎にどのように伝わるかを確認することで、より根拠のある耐震設計につながります。

特に、広いLDKや吹き抜け、大開口のある家では、壁や床の一部が少なくなるため、構造上の検討が重要です。許容応力度計算を行うことで、どこに補強が必要か、どの部材で支えるべきかを検討しやすくなります。

耐震等級3をより確かな根拠で確認したい場合、許容応力度計算は重要な選択肢になります。

同じ耐震等級3でも確認方法で何が変わる?

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 構造の根拠を説明しやすくなる
  • 間取り変更時の影響を確認しやすくなる
  • 大開口や吹き抜けのある家でも検討しやすくなる

同じ耐震等級3でも、確認方法によって構造の説明のしやすさや、間取り変更への対応力が変わります。特に注文住宅では、希望の間取りと耐震性を両立するために、確認方法まで見ておくことが大切です。

構造の根拠を説明しやすくなる

許容応力度計算を行うと、なぜその間取りで耐震性を確保できるのかを説明しやすくなります。建物にかかる力を細かく確認するため、構造の根拠を示しやすいからです。

耐震等級3という数字だけでは、どの壁や柱がどのように建物を支えているのかまでは分かりにくい場合があります。許容応力度計算では、柱・梁・壁・床・基礎などを含めて確認するため、耐震性の考え方がより明確になります。

家づくりでは、施主が構造の専門家である必要はありません。しかし、住宅会社から「この間取りでなぜ安全性を確保できるのか」を説明してもらえると、安心して判断しやすくなります。

構造の根拠まで確認できることは、長く住む家を選ぶうえで大きな安心材料です。

間取り変更時の影響を確認しやすくなる

許容応力度計算を行うと、間取り変更による構造への影響を確認しやすくなります。注文住宅では、打ち合わせの途中で壁を減らしたり、窓を大きくしたり、吹き抜けを追加したりすることがあるためです。

たとえば、広いLDKをつくるために壁を少なくすると、耐力壁の量や配置バランスが変わります。窓を大きくした場合も、その部分には壁を配置しにくくなるため、別の場所で構造を補う必要が出ることがあります。

許容応力度計算があれば、変更後の間取りで建物にかかる力を確認し、必要に応じて補強や設計調整を検討しやすくなります。

間取り変更のたびに構造への影響を確認する姿勢は、暮らしやすさと安全性を両立するうえで重要です。

大開口や吹き抜けのある家でも検討しやすくなる

大開口や吹き抜けのある家では、許容応力度計算による確認が特に役立ちます。開放感のある空間は魅力的ですが、構造上は慎重な検討が必要になるためです。

大きな窓を設けると、その面に耐力壁を配置しにくくなります。吹き抜けをつくると、床の一部が抜けるため、水平面で建物を支える力の伝わり方にも注意が必要です。

許容応力度計算を行うことで、大開口や吹き抜けを取り入れた場合でも、どこで力を受けるのか、どのように補強するのかを検討しやすくなります。

デザイン性や開放感を大切にしながら、耐震性も確保したい場合は、見た目だけでなく構造の確認方法まで重視することが大切です。

実際の間取り変更で見る耐震性への影響

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 壁を減らして広いLDKにした場合
  • 大きな窓を設けた場合
  • 吹き抜けをつくった場合

間取り変更は、暮らしやすさを高める一方で、耐震性に影響する場合があります。ここでは、注文住宅でよくある変更例をもとに、許容応力度計算がなぜ役立つのかを整理します。

壁を減らして広いLDKにした場合

広いLDKをつくるために壁を減らすと、耐震性に影響することがあります。壁は空間を仕切るだけでなく、地震の力に抵抗する役割も持っているためです。

たとえば、リビングとダイニングを一体化して大空間にした場合、耐力壁を配置できる場所が少なくなることがあります。壁の量が不足したり、片側に偏ったりすると、建物全体のバランスに影響しやすくなります。

許容応力度計算を行うと、壁を減らした間取りでも、どこに耐力壁や柱を配置すべきかを検討しやすくなります。必要に応じて、梁の強度や壁の配置、基礎の考え方まで含めて確認できます。

広いLDKを希望する場合は、開放感だけでなく、構造上どのように支えるかまで確認することが大切です。

大きな窓を設けた場合

大きな窓を設けると、明るく開放的な空間をつくりやすくなります。一方で、窓を大きくした部分には耐力壁を配置しにくくなるため、耐震性への影響を確認する必要があります。

特に、南面に大きな窓を並べる場合、日当たりや景色を取り込みやすくなる反面、壁の量や配置バランスが不足しやすくなることがあります。窓の位置やサイズによっては、別の面で構造を補う必要もあります。

許容応力度計算を行うことで、大きな窓を設けた場合でも、建物全体として耐震性を確保できているか確認しやすくなります。窓の大きさだけでなく、壁や柱、梁、基礎への影響まで検討できます。

開放的な窓を取り入れたい場合は、デザインと耐震性を同時に考えることが重要です。

吹き抜けをつくった場合

吹き抜けをつくると、明るさや開放感のある住まいになります。ただし、構造面では床の一部が抜けるため、建物の力の伝わり方に影響する場合があります。

床は、上下方向に人や家具を支えるだけでなく、地震時に建物全体の力を伝える役割もあります。吹き抜けによって床面が少なくなると、水平構面のバランスを確認する必要が出てきます。

許容応力度計算を行うことで、吹き抜けを設けた場合でも、建物全体として力がどのように伝わるかを確認しやすくなります。必要に応じて、梁や壁、床の補強を検討できます。

吹き抜けは魅力的な間取りですが、安心して取り入れるには、構造の確認までセットで考えることが大切です。

許容応力度計算が特に必要になりやすい家

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 広いLDKをつくりたい家
  • 大開口や大きな窓を取り入れたい家
  • 吹き抜けや勾配天井を採用したい家
  • ビルトインガレージを検討している家

許容応力度計算は、どの家でも安心感を高める確認方法ですが、特に間取りの自由度が高い家では重要性が増します。ここでは、許容応力度計算を検討したい代表的なケースを紹介します。

広いLDKをつくりたい家

広いLDKをつくりたい家では、許容応力度計算を検討する価値があります。大空間をつくるためには、壁や柱を少なくしたいケースが多く、構造上の確認が重要になるためです。

LDKを広くすると、家族が集まりやすく、開放感のある暮らしを実現しやすくなります。一方で、壁を減らすことで耐力壁の配置が難しくなる場合があります。

許容応力度計算を行うことで、広いLDKを実現しながら、どの部分で建物を支えるかを確認しやすくなります。必要に応じて、壁の配置や梁の強度、基礎の補強などを検討できます。

広さだけを優先するのではなく、安心して暮らせる構造とセットで考えることが大切です。

大開口や大きな窓を取り入れたい家

大開口や大きな窓を取り入れたい家でも、許容応力度計算は重要です。窓が大きくなるほど、その部分に耐力壁を設けにくくなるためです。

大きな窓は、日当たりや眺望を取り込みやすく、住まいの心地よさを高めてくれます。しかし、窓の位置や大きさによっては、建物の耐震バランスに影響する場合があります。

許容応力度計算を行えば、大きな窓を設けた場合でも、建物全体の力の流れを確認しやすくなります。どこに壁を配置するか、どの部材で補強するかを検討しながら、開放感と耐震性を両立しやすくなります。

窓の大きさにこだわりたい場合は、構造計算の有無まで確認しておくと安心です。

吹き抜けや勾配天井を採用したい家

吹き抜けや勾配天井を採用したい家でも、許容応力度計算による確認が役立ちます。空間に変化をつけることで、建物の構造バランスにも影響が出る場合があるためです。

吹き抜けは床の一部がなくなるため、水平面で力を伝える部分が少なくなります。勾配天井は屋根の形状や高さに関わるため、屋根や壁にかかる力の確認が必要になります。

許容応力度計算を行うことで、こうした空間を取り入れながら、建物全体の安全性を検討しやすくなります。開放感のある設計を楽しみながら、安心して暮らせる構造を目指せます。

デザイン性の高い空間ほど、構造の根拠まで確認することが大切です。

ビルトインガレージを検討している家

ビルトインガレージを検討している家では、許容応力度計算の必要性が高くなりやすいです。1階部分に大きな開口ができるため、耐力壁の配置が難しくなる場合があるからです。

ビルトインガレージは、雨の日の乗り降りがしやすく、車や趣味の道具を守りやすい便利な間取りです。一方で、車の出入り口を確保するために、1階の壁が少なくなりやすい特徴があります。

1階の壁が少ないと、地震時に建物を支えるバランスへの配慮が必要になります。許容応力度計算を行うことで、柱・梁・壁・基礎を含めて、どのように構造を成り立たせるか確認しやすくなります。

ビルトインガレージを希望する場合は、デザインや使い勝手だけでなく、耐震性の確認方法まで聞いておきましょう。

耐震等級3を取得するときに確認したいポイント

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 耐震等級3の取得方法を確認する
  • 許容応力度計算を行っているか確認する
  • 間取り変更時に再計算してくれるか確認する
  • 基礎や地盤まで含めて説明してくれるか確認する

耐震等級3を検討するときは、等級の数字だけでなく、どのように確認しているかを住宅会社に聞くことが大切です。ここでは、後悔しないために確認したいポイントを整理します。

耐震等級3の取得方法を確認する

耐震等級3を検討するときは、まず取得方法を確認しましょう。「耐震等級3」と「耐震等級3相当」では、意味が異なる場合があるためです。

耐震等級3を正式に取得する場合、住宅性能表示制度などで評価を受ける流れがあります。一方で、「耐震等級3相当」という表現は、会社独自の判断や設計上の目安として使われることがあります。

どちらが悪いという話ではありませんが、読者にとって重要なのは、どのような根拠で耐震等級3と説明されているかを理解することです。

住宅会社に相談するときは、第三者評価を受けるのか、構造計算を行うのか、どの段階で確認するのかを聞いておくと安心です。

許容応力度計算を行っているか確認する

耐震等級3を重視するなら、許容応力度計算を行っているか確認することも大切です。同じ耐震等級3でも、構造をどの程度詳しく確認しているかで、説明の納得感が変わるためです。

許容応力度計算では、柱・梁・壁・床・基礎などにかかる力を詳しく確認します。そのため、広いLDKや大きな窓、吹き抜けなどのある家でも、構造の影響を検討しやすくなります。

住宅会社に確認する際は、「耐震等級3ですか」だけでなく、「許容応力度計算まで行っていますか」と聞くとよいでしょう。

構造の説明を丁寧にしてくれる会社であれば、間取りの希望と耐震性の両立について相談しやすくなります。

間取り変更時に再計算してくれるか確認する

注文住宅では、打ち合わせの途中で間取りが変わることがあります。そのため、間取り変更時に構造を再確認してくれるかも重要なポイントです。

壁を減らす、窓を大きくする、吹き抜けを追加するなどの変更は、耐震性に影響する場合があります。最初のプランで耐震性を確認していても、変更後のプランで同じ性能が保てるとは限りません。

許容応力度計算を行う会社でも、変更時にどの範囲まで再確認するかは確認しておきたい部分です。間取り変更後も構造のバランスを見てくれる会社なら、安心してプランを検討しやすくなります。

暮らしやすさを追求するほど、構造とのバランスは大切になります。変更時の対応まで確認しておきましょう。

基礎や地盤まで含めて説明してくれるか確認する

耐震性能を考えるときは、建物だけでなく基礎や地盤まで含めて確認することが大切です。どれだけ建物の構造を強くしても、それを支える基礎や地盤が重要になるためです。

地震時には、建物だけでなく地盤にも力がかかります。地盤の状態によっては、地盤改良や基礎の設計が必要になることもあります。

許容応力度計算では、建物の柱や梁だけでなく、基礎にかかる力も確認しやすくなります。住宅会社に相談するときは、地盤調査の内容や基礎の考え方まで説明してくれるか確認しましょう。

安心して長く住むためには、建物・基礎・地盤を一体で考えることが重要です。

SDHが耐震等級3を推奨する理由

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 家族が安心して長く暮らすため
  • 自由な間取りと耐震性を両立するため
  • 構造の根拠まで大切にした家づくりを行うため

SDHが耐震等級3を推奨するのは、見た目や間取りだけでなく、家族が安心して長く暮らせる住まいを大切にしているからです。耐震性能は、快適な家づくりの土台になる基本性能です。

家族が安心して長く暮らすため

SDHが耐震等級3を推奨する理由は、家族が安心して長く暮らすためです。住宅は、建てた直後だけでなく、何十年も暮らし続ける場所だからです。

地震の多い日本では、耐震性能は家づくりで後回しにできない要素です。デザインや設備も大切ですが、家族の安全を守るためには、構造の安心感が欠かせません。

耐震等級3を目指すことで、地震に対する備えを高めやすくなります。さらに、どのような計算や確認を行っているかまで見ることで、より納得して家づくりを進めやすくなります。

SDHでは、暮らしやすさだけでなく、長く安心して住めることを重視した家づくりを大切にしています。

自由な間取りと耐震性を両立するため

SDHが耐震等級3を重視するのは、自由な間取りと耐震性を両立するためです。注文住宅では、広いLDKや大きな窓、吹き抜けなど、家族の希望に合わせた設計が求められます。

しかし、自由な間取りを実現するほど、構造の確認は重要になります。壁を減らしたり、大きな開口を設けたりすると、建物の支え方が変わるためです。

耐震性を考えずに間取りだけを優先すると、安心して長く住める家にはなりにくくなります。反対に、構造を丁寧に確認しながら設計すれば、開放感やデザイン性と安全性を両立しやすくなります。

SDHでは、暮らしやすい間取りをつくるだけでなく、その間取りを支える構造の考え方まで大切にしています。

構造の根拠まで大切にした家づくりを行うため

SDHが耐震等級3を推奨する背景には、構造の根拠まで大切にした家づくりがあります。安心できる住まいには、「なんとなく丈夫そう」ではなく、根拠のある設計が必要です。

耐震等級3という数字は大切ですが、それだけでなく、どのようにその性能を確認しているかも重要になります。許容応力度計算のように、建物にかかる力を詳しく確認する方法は、構造の説明をしやすくするうえでも役立ちます。

施主にとって、構造の細かな計算内容をすべて理解するのは難しいかもしれません。しかし、住宅会社が根拠をもって説明してくれることで、安心して判断しやすくなります。

SDHでは、見えない構造部分にもこだわり、長く安心できる住まいを提案しています。

耐震等級3と許容応力度計算で後悔しないための考え方

この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。

  • 等級の数字だけで判断しない
  • 設計段階で構造の説明を受ける
  • 暮らしやすさと安全性を両立する

耐震等級3と許容応力度計算で後悔しないためには、等級の数字だけでなく、確認方法や説明の丁寧さまで見ることが大切です。最後に、家づくりで意識したい考え方を整理します。

等級の数字だけで判断しない

耐震等級3を検討するときは、等級の数字だけで判断しないことが大切です。耐震等級3は大きな安心材料ですが、どのような方法で確認しているかまで見ることで、より納得しやすくなります。

同じ耐震等級3でも、仕様規定や壁量計算を中心に確認している場合と、許容応力度計算まで行っている場合では、説明できる内容に違いが出ることがあります。

特に、広いLDKや大きな窓、吹き抜けなどを取り入れたい場合は、構造の確認方法が重要になります。間取りの自由度が高いほど、建物にかかる力の流れを丁寧に見る必要があるためです。

家づくりでは、数字だけでなく、その数字を支える根拠まで確認しましょう。

設計段階で構造の説明を受ける

耐震性で後悔しないためには、設計段階で構造の説明を受けることが大切です。間取りが固まった後では、構造上の制約によって希望を調整しにくくなる場合があるためです。

たとえば、壁を減らしたい、大きな窓を入れたい、吹き抜けをつくりたいといった希望は、早い段階で構造と合わせて検討する必要があります。後から変更すると、補強や間取りの見直しが必要になることもあります。

住宅会社に相談するときは、希望の間取りを伝えるだけでなく、構造上どのような注意点があるかも聞いておきましょう。許容応力度計算を行う会社であれば、より具体的な説明を受けやすくなります。

構造の説明を受けながら進めることで、安心感のある家づくりにつながります。

暮らしやすさと安全性を両立する

家づくりでは、暮らしやすさと安全性を両立することが大切です。広いLDKや大きな窓、吹き抜けなどは魅力的ですが、構造の安全性を無視して取り入れるべきではありません。

反対に、耐震性だけを優先して暮らしにくい間取りになってしまっても、満足度は下がりやすくなります。大切なのは、家族の希望を叶えながら、安心して住める構造を整えることです。

許容応力度計算は、暮らしやすい間取りと耐震性を両立するための判断材料になります。希望の間取りを実現するために、どこに壁や柱が必要か、どのように補強すべきかを検討しやすくなります。

長く暮らす家だからこそ、見た目や使いやすさだけでなく、見えない構造まで大切にしましょう。

まとめ

耐震等級3は、住宅性能表示制度における最高等級であり、地震に備えた家づくりを考えるうえで大きな安心材料になります。ただし、同じ耐震等級3でも、どのような方法で構造を確認しているかまで見ることが大切です。

  • 耐震等級3は、住宅性能表示制度における最高等級の耐震性能です。
  • 同じ耐震等級3でも、確認方法まで見ることが大切です。
  • 許容応力度計算は、建物にかかる力を詳細に確認しやすい構造計算です。
  • 広いLDK・大開口・吹き抜けのある家では、構造確認が重要になります。
  • SDHでは、耐震等級3を推奨し、構造の根拠まで大切にした家づくりを行っています。

耐震等級3は、安心して長く暮らすための大切な目安です。さらに、許容応力度計算まで確認することで、広いLDKや大きな窓、吹き抜けなどを取り入れる場合でも、構造の根拠を確認しやすくなります。

「耐震等級3ならどれも同じなのか」「許容応力度計算まで必要なのか」で迷っている方は、間取りや構造の考え方と合わせて、SDHに相談してみてはいかがでしょうか。

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