「地域工務店がこれから求められるもの」 住宅建設業経営研究所 代表取締役 古原克也
日本の住宅供給は地域の工務店が行っていくべきものと考えています。住宅は、その地域に定着し家族の暮らしを育む大切な場所であり、次世代に受け継ぐものでもあります。現在、日本の住宅性能は世界標準と比べて遅れをとっていますが、工務店が高性能で地域の環境に適応した価値ある住宅をつくることで、世代を超えて地域の価値を高めていってほしいと思っています。

設計×性能×技術が高いレベルで融合し、今後の住宅建築をリードしていく。
日本の住宅供給は地域の工務店が行っていくべきものと考えています。住宅は、その地域に定着し家族の暮らしを育む大切な場所であり、次世代に受け継ぐものでもあります。現在、日本の住宅性能は世界標準と比べて遅れをとっていますが、工務店が高性能で地域の環境に適応した価値ある住宅をつくることで、世代を超えて地域の価値を高めていってほしいと思っています。
住宅における建築士の本来の仕事は、顧客の要望をきき建築基準法に則り設計をすることです。しかし、それだけでは顧客の信頼を得るには不十分でしょう。
これからの建築士は住まいにまつわるすべてをデザインし、快適な住環境を提供できなければなりません。それは空間性や周辺環境との調和・健康的な室内温湿度・耐震性・コスト・持続可能性など多岐にわたる課題に対し、包括的に判断し適切な提案をすることです。ふさわしい住環境を考え抜き最適化されたデザインこそが、永くあり続ける住宅の秘訣だと考えます。